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政令市ワーストと言われる深刻な交通渋滞対策として今、工事が進められているのが熊本西環状道路です。熊本市北区下硯川町の国道3号植木バイパスから花園までは既に開通していて、この花園インターから南、砂原の熊本港線までがまだ開通していません。これから開通する区間にはトンネルもあります。形が見えてきたその内部など工事の最前線です。熊本駅の西側、西廻りバイパスから見える大きな橋。これは万日山(まんにちやま)トンネルから熊本西環状道路へと繋がる予定の道路です。記者「小学校のすぐそば、この場所が池上(いけのうえ)インターになる予定です。そしてここから先は現在も工事が続いています。」こちらは2018年11月の池上インター周辺の写真です。それから4年半、今月撮影された写真を見ると工事が着々と進んでいることがわかります。この区間では今、どんな作業が進められているのか。工事の最前線に向かいます。今、最も活発に作業が進められているのが、池上インターと花園インター間の4.6キロ。道路部分の工事が進められていました。そして、この区間に2本あるトンネルの内部へ。カメラマン「トンネル入ります。結構暗いね。」
記者「暗いですね、奥の方見えないですもんね。」まだ照明がないトンネル。今まさに照明の設置作業が進められていました。熊本市 道路整備課 下田和幸さん「去年の10月から作業を始めて今年の10月まで約1年間で照明器具の設置を予定しています」トンネルは2本とも貫通し既に路面も舗装されています。この熊本西環状道路の一番の目的は交通渋滞対策です。熊本市道路整備課 下田和幸さん「熊本市中心部の渋滞の緩和や西部地区の生活の利便性の向上を目指して事業を進めている」熊本市は昨年度、最後の工区となる池上インターと砂原(すなはら)インターの事業に着手し西環状道路の全区間開通に向けて計画を進めています。熊本市道路整備課 下田和幸さん「砂原工区も事業に着手したので約10年を目標に事業を進めていきたい。」熊本西環状道路を含め、熊本市の中心市街地を囲む熊本環状道路全体が完成すれば、中心市街地を通過する車両が1日あたり4万台減少すると見込まれています。
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