知っているだけで防げること【アオバアリガタハネカクシ】

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アオバアリガタハネカクシ
和名：アオバアリガタハネカクシ
学名：Paederus fuscipes
分類：節足動物門＞昆虫綱＞有翅昆虫亜綱＞甲虫目＞カブトムシ亜目＞ハネカクシ科
分布：北海道・本州・四国・九州・沖縄
大きさ：6.5-7mm
時期：3-11月
食料：アブラムシやウンカなどの幼虫
越冬態：成虫
生息：里山、水田
アオバアリガタハネカクシ
青翅蟻形隠翅虫
Paederus fuscipes
コウチュウ目ハネカクシ上科ハネカクシ科アリガタハネカクシ亜科に属する昆虫。
体長約７mmほどで細長く、頭部と腹部末端が黒く、その他の体節は橙赤色で、アメリカ大陸以外の世界各地に分布しており、主に温暖な湿地に生息する。
日本でほぼ全土に生息し、山里付近や、畑、水田などで見られる場合がある。灯火にも飛来するが、これが本種による被害を起こす要因になっているといわれる。
体液中に毒性アミドのペデリンを含み、払いのける際に体液が付着すると、火ぶくれのような膿疱を伴う線状皮膚炎(丘疹性皮膚炎、ミミズ腫れ)を引き起こす。
そのためヤケドムシ、デンキムシとも呼ばれる。体液がついてから発症するまで多少の時間がかかるため、その原因が小昆虫の体液にあることに気がつきにくい。
学名は触れると丘疹性皮膚炎(Paederus dermatitis)になることが由来で、原因となる毒も本種から初めて同定されたことで「ペデリン(pederin)」と命名された。
身体が小さい上によく飛翔し、灯火にも飛来して知らずに潰して被害に遭うことがある。目に入ってしまったのを誤って潰すと、失明する恐れもある。
黒と橙赤が交互に並ぶ目立つ体色は毒を持つ警告色と考えられている。積極的に攻撃することはなく、潰さないように払いのけると体液が付着しない。
ほぼ一年通して発生するが、年３回ほどとされ、もっとも個体数が増えるのは７～８月とされる。オスは越冬せずに死ぬが、メスは越冬して翌年に産卵する。
産卵場所は土中で、約３～19日で孵化し、幼虫は10～50日で２齢を経て成熟し、蛹室をつくって踊になり、３～12日後に成虫が羽化する。
名称の由来は上翅が青色であることからである。雑食性だが、ウンカやヨコバイといった農業害虫を好んで捕食する為、農業では益虫とされる。
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埼玉県内特にさいたま市で発見できる生き物情報です。
地元埼玉で長年暮らしてきましたが、注意深く観察することで発見したことや
知っていた生き物の意外な一面などを発見して楽しんでいます。
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ほぼ触れる事もなく、生き物のありのままの状態を撮影しています。