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特集チューモク
今月は臓器移植への理解を深める「臓器移植普及推進月間」です。
週に3回の人工透析を続けながら臓器移植を待つ男性にスポットをあて臓器移植の現状と課題を考えます。
山本富士夫さん61歳。およそ30年前に腎臓を悪くし週に3回の人工透析を受けながら仕事を続けています。
山本さんの場合、一度の透析にかかる時間は4時間。終わった頃にはあたりは暗くなっていました。
山本さんはこんな生活を18年続けています。山本さんのように人工透析を受けている患者は全国で34万人あまり。この数は年々増加しています。
腎臓の機能が悪いと老廃物や水分などを体の外に出すことが出来なくなります。このため血液から人工的に余分なものを取り除く人工透析が必要となるのです。特にカリウムが多いと心臓が突然止まることもあるそうです。
山本さんは今、県内の腎臓病患者でつくる団体で理事長を務めています。この日は県に対し臓器提供を呼びかける活動に協力を求めました。
人工透析はいつまでも続けられるわけではありません。年齢を重ねると血管が細くなるためです。そのため臓器提供を受け腎臓移植することが唯一の治療法になるのです。
移植には2つの方法があります。家族などから2つある腎臓のうち1つを提供してもらう生体腎移植と脳死や心停止状態となった人から提供を受ける献腎移植です。
おととし日本で行われた腎移植は2057件。このうち献腎移植はわずか230件でした。
脳死の人から臓器の提供が出来るようになって24年。移植医療のハードルは低くなっているもののドナーが思うように増えないのが現実です。
山本さんたちは少しでも現実を知ってもらえればと活動を続けています。
石川さんLiveNewsイット www.ishikawa-t...
(2021年10月4日放送)
#臓器移植普及推進月間
#献腎移植
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