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久しぶりに私鉄蒸気を取り上げます。米国ボールドウィンの8100、9200を中心とする北海道に残った古典機を大きな悲劇を生んで破綻した寿都鉄道を中心にお届けします。
函館本線黒松内にはその昔機関区がありましたが、C62重連急行ニセコの時代には無く、ニセコも通過する駅です。黒松内から上目名にかけては有名なニセコの撮影地が点在しており、この駅に8105と8108の二両のボールドウインは徐々に有名になり、多くの方が目にしたことでしょう。
寿都鉄道は現地資本と行政が作り育てた私鉄であり、炭鉱会社が経営していたのではない純粋な私鉄ですから、その点がまた興味をそそられるところです。多くの方々がご承知の通り、戦前・戦後にかけては北海道の日本海側は大量のニシンが水揚げされ、ニシン御殿が各地に建ちました。その頃の寿都鉄道は活況を呈していましたが、ニシンが去り、鉱山も閉所されると極端な赤字経営となりました。会社の経営陣は国鉄の函館本線山線の勾配緩和のために、岩内線を延伸させル計画にしがみ付き、名誉ある撤退の時期を失いました。その結果が従業員の多くを経済的に悲惨な目に会わせる結果となったのです。
同じボールドウインが走る釧路の雄別炭鉱鉄道も閉山と鉄道廃止の憂き目にあいましたが、従業員を守ることはしっかりやっていたようで、ここが寿都鉄道との大きな違いですね。
黒松内には北海道新幹線が通ることになっているようです。しかし駅舎が出来るわけではなくただ通過するだけのようです。寿都町は人口減少には悩まされながらも,北海道の一自治体として頑張っていることがホームページから伺え堅実な未来に向かう事でしょう。
それでは北海道のBoldwinの蒸気機関車をお楽しみください。
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