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この動画では、プロジェクトマネジメントについて解説します
▼目次
0:00 自己紹介
0:12 プロジェクト
0:14 プロジェクトマネジメント
2:32 プロジェクトマネジメントの対象
5:29 WBS
6:37 リスクの対応
8:23 試験ではこう出る!(まとめ)
8:57 令和5年春期 問45 過去問題
▼内容
今回の動画では、「プロジェクトマネジメント」について解説するよ。
まずは、この用語に含まれる「プロジェクト」について確認しよう。
プロジェクト
プロジェクトとは、期限内に特定の目的を達成するための業務。
プロジェクトの特徴は2つ。「期限がある」こと、そして「成果物が唯一無二の商品やサービスである」ことだ。
例えば、「結婚式の準備」は、「式の日取り」という期限があって、「結婚式」という唯一無二の成果物があるから、プロジェクトといえる。
システム開発も、その都度異なるシステムを期限までに作るから、プロジェクトといえるんだ。
試験で「プロジェクト」という場合は、ほとんどシステム開発のことを指している。
プロジェクトの目的を達成するために組織されるチームを「プロジェクトチーム」という。
「プロジェクトチーム」は、「プロジェクトメンバー」と「プロジェクトマネージャ」で構成される。
プロジェクトメンバーとは、実際にプロジェクトを遂行する、専門知識を持った人。
プロジェクトマネージャとは、プロジェクトを管理する人だ。
プロジェクトマネージャが行う仕事のことを「プロジェクトマネジメント」という。
プロジェクトマネジメント
プロジェクトマネジメントとは、「スコープ」「スケジュール」「コスト」の3つを調整して、目的を達成するためにプロジェクトを管理すること。
スコープとは、作業範囲のこと。スコープのマネジメントでは、作業をどこまでやるのか、成果物をどこまで作るのかを決めて、その範囲が守れているかを管理する。
スケジュールとは、期限のこと。スケジュールのマネジメントでは、プロジェクトを完成させる期限までの予定を立てて、進捗を管理する。
コストとは、費用のこと。コストのマネジメントでは、予算を作成して、プロジェクトに必要な費用を管理する。
プロジェクトでは、この3つの制約のバランスを保つことが必要だ。
どれか1つを変更したいときは、ほかの2つの制約のうち、少なくとも1つを調整して、バランスを取らなければならない。
例えば、コストを減らしたい場合は、スケジュールを延ばすか、スコープを縮小する必要がある。
次は、プロジェクトマネジメントで何を管理するのかを見ていこう。
プロジェクトマネジメントの対象
プロジェクトマネージャが管理をする対象はたくさんあるんだ。その対象は、10のグループに分けることができる。
それぞれの内容について確認しよう。
統合。
統合は、プロジェクト全体についての調整を行う。例えば、納期までの完成が難しくなったときに、スコープを変えるのか、資源を投入するのかなどを検討する。
スコープ。
スコープとは、作業範囲のこと。作業をどこまでやるのか、成果物をどこまで作るのかを決めて、その範囲が守れているかを管理する。
スケジュール。
スケジュールとは、期限のこと。プロジェクトを完成させる期限までの予定を立てて、進捗を管理する。
コスト。
コストとは、費用のこと。予算を作成して、プロジェクトに必要な費用を管理する。
ステークホルダ。
ステークホルダとは、利害関係者のこと。ステークホルダを特定して、そのステークホルダが効果的にプロジェクトに参加できるように調整する。
プロジェクトから利益や損害を受ける可能性のあるすべての人がステークホルダになる。
例えば、システム開発プロジェクトの場合、開発を発注する企業の経営者やシステムの利用者、開発を行うプロジェクトのプロジェクトマネージャ、プロジェクトメンバー、開発の一部を委託された企業の担当者など、プロジェクトによって少しでも利益または損害を受ける可能性がある人は、すべてプロジェクトのステークホルダになる。
品質。
品質は、プロジェクトの成果物について、品質が保証できるよう管理する。
例えば、成果物が手順に従って作られているかのレビューを行ったり、求められる品質と実際の品質を比較するテストを実施したりする。
資源。
資源は、人的資源や物的資源を管理する。
人的資源の管理では、プロジェクトに必要な人員の役割やスキルを決めて、プロジェクトチームを編成し、管理する。
物的資源の管理では、機器や施設、ツールなど、プロジェクトに必要な資源を特定する。
コミュニケーション。
コミュニケーションは、誰が、誰に、いつ、どうやって、何を伝達するのかを管理する。
リスク。
リスクは、プロジェクトのリスクを特定して、対応策を決め、問題が発生した場合は対処する。
調達。
調達は、プロジェクトの実行に必要なヒト、モノ、サービスを取得する。
ここで、プロジェクトのスコープを明確にし、スケジュールやコストの見積もりにも役立つ「WBS」を紹介しよう。
WBS
WBSとは、プロジェクトという1つの大きな作業を、細かい作業単位に分割すること。また、それを表した図もWBSという。
WBSは、「Work Breakdown Structure」の頭文字。
Workは「作業」、Breakdownは「分割」、Structureは「構造」という意味だ。
WBSでは、プロジェクトのスコープに含まれる作業を、まず大きな単位に分けて、それをさらに細かく分ける。3段階から4段階ぐらい細かく分けていって、1つの作業が8時間から80時間程度で終わるぐらいの大きさまで分割する。
WBSを作成すると、プロジェクトのスコープ、つまり、やるべき作業や成果物が明確になる。
細かい単位でやるべき作業がわかるから、作業の工数が見積もりやすくなる。
そのため、WBSを作成することで、プロジェクトにかかる時間や費用を正確に見積もることもできるんだ。
最後に、リスクの対応策について解説しよう。
リスクの対応策
プロジェクトマネージャは、プロジェクトに関するリスクを想定して、事前に対応策を取っておく必要がある。
リスクの対応策は、大きく分けて、「回避」「転嫁」「軽減」「受容」の4つがある。
この4つの意味を確認しよう。
回避とは、リスクに関わる作業をしないことで、被害が出る可能性をなくすこと。
回避の例は、リスクの大きい作業をスコープから外すことだ。その作業をしないことにすれば、問題が起きる可能性もなくなるね。
転嫁とは、リスクを自社から他社へ移すこと。
転嫁の例は、リスクがある作業を他の会社に委託したり、保険を掛けたりすることだ。
軽減とは、リスクの発生確率を下げたり、被害額を小さくすること。
軽減の例は、安定した技術を使って製品を開発したり、テストの種類や回数を増やしたりして、不具合が起きる可能性を減らすことなどだ。
受容とは、リスクをそのまま受け入れること。
つまり、「何もしない」という対応策だ。
例えば、問題が起きた場合の被害額よりも、リスクの対策にかかる費用のほうが高い場合は、リスクを受け入れたほうが合理的と判断することがある。
ただし、事前の対策に受容を選んだ場合でも、実際に問題が起きたらどのように対処するかは、あらかじめ計画しておく必要があるんだ。
ちなみに、試験ではテクノロジ系の分野でもリスクの対応策が出題される。用語は異なるが内容はほぼ同じなので、まとめて覚えておくと効率がいいよ。
試験ではこう出る!
・プロジェクトマネジメントとは、「スコープ」「スケジュール」「コスト」の3つを調整して、目的を達成するためにプロジェクトを管理すること。
3つの制約のバランスを保つことが重要だったね。
・プロジェクトマネジメントの対象は、10のグループに分けることができる。
それぞれの意味、違いを覚えておこう。
・WBSとは、プロジェクトという1つの大きな作業を、細かい作業単位に分割すること。また、それを表した図。
過去問題
プロジェクトマネジメントでは、スケジュール、コスト、品質といった競合する制約条件のバランスをとることが求められる。計画していた開発スケジュールを短縮することになった場合の対応として、適切なものはどれか。
ア.資源の追加によってコストを増加させてでもスケジュールを遵守することを検討する。
イ.提供するシステムの高機能化を図ってスケジュールを遵守することを検討する。
ウ.プロジェクトの対象スコープを拡大してスケジュールを遵守することを検討する。
エ.プロジェクトメンバーを削減してスケジュールを遵守することを検討する。
正解は、ア。
プロジェクトマネジメントでは、「スコープ」「スケジュール」「コスト」の3つの制約のバランスを保つことが重要だったね。
スケジュールを短縮する場合は、コストを増加するか、スコープを縮小する必要がある。
選択肢のうち、3つの制約条件のバランスを保つことができるのは、「コストの増加」を挙げているアだ。
イの「システムの高機能化」は、スコープの拡大に当たる。
ウも、スコープの拡大だね。
スコープを拡大すると、スケジュールは延びるから、イとウで開発スケジュールの短縮はできない。
エの「プロジェクトメンバーの削減」は、コストの減少はできるが、スケジュールは延びるから、スケジュールの短縮はできない。
以上が「プロジェクトマネジメント」の解説だよ。お疲れ様でした!
▼著者紹介
・高橋 京介
・米サンノゼ州立大学卒業
・元メルカリiOSエンジニア
・Udemy:link.it-pass.jp/udemy
・問題集アプリ:app.it-pass.jp/
・著書
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