やはり和食は引き算の料理ですね。 フランス料理は足し算の料理。 バターやオイルをふんだんに使用して、どんどん旨みを追加する。一皿のスケール感は食材ではなくて、ソースや付け合わせを含めた全てという感じですかね。 対して和食は、油脂分を極力使用せずに、食材が本来持っている自力を最大限に引き出す。一皿のスケール感は、あくまで食材ということなのでしょうか。 どちらも美味しいという結果が導かれるはずなのに、工程が全く違う。 一見すると、フランス料理の方が使用する食材や過程が多くてプロっぽいかもしれませんが、和食は必要最低限で最大限の美味しさを引き出す。 まさに、Simple is the best を体現する料理ですね。