【腕時計】時計好きは「ムーブメント （機械）」のどこを見ているのか？/日曜日の時計雑談vol.46

[@TOKEIRADIO]

ご視聴ありがとうございます。 こちらの動画もおすすめです。 ●「良い時計」からどうかする時 kzbin.info/www/bejne/n3i4dKVpjdNop6s ●「良い時計」の見分け方てありますか？ kzbin.info/www/bejne/goDNf2qrnsibjpI ●時計店フェアを楽しむ場合（オリエント） kzbin.info/www/bejne/jni6i6GgiL94mdU ●どうかしてるクオーツランキング kzbin.info/www/bejne/qaGvqKerqKx8mKc ●カウンターカルチャーという考え方 kzbin.info/www/bejne/aYGsZqmeZcl1pLs ●時計店を楽しむ場合 kzbin.info/www/bejne/fH2ao6xqhK19h6s ●デザインをもう少しの場合 kzbin.info/www/bejne/r3e3fXhjj9Z-g9E ●時計店にあるクレーム kzbin.info/www/bejne/fIrXo61nZc1sfdE ●バンドカレンダーの世界 kzbin.info/www/bejne/eF6pmHuIetOMqbc ●こんな楽しみ方もあるんだな kzbin.info/www/bejne/rpuweXxvnc2KbtE ●時計好きがまた時計が欲しくなる時 kzbin.info/www/bejne/e4KWi6mrlKmWedk ●ムーブメントに求めるもの kzbin.info/www/bejne/qWa3YWqNrLd6etU

[@時計好きただの物好き]

いつも楽しく拝見しております。 今回のテーマ、「時計好きはムーブメントのどこを見ているのか？」 かなり惹きつけられる内容でした。既に4回いや5回程再生してしまいました。（笑） ご多分に漏れずロレックスやオメガといった有名機械式時計に20代前半は興味を持ちました。 簡単に買えない高級機械式時計の価値はどこにあるのか、と自分なりに考え調べるようになりました。 当時の私には納得できる素材が見つかりませんでしたが、それでもムーブメントについての興味は尽きることなく、懐中時計に出会ってからはムーブメントの圧倒的迫力、前衛的な時計氏達によるムーブメントの変遷について記録をたどることができました。 時計ラジオさんの仰るように ムーブメントを見るとき精度や調整面、耐久性、機能美、装飾美、テンプ、ぜんまい、アンクル、脱進機などなるほど、ムーブメントを語る景色は多彩で奥深い。マイナスネジの話は特に好きです。（笑） 動画を繰り返し見ていると、サファイアやダイアモンドの受け石の懐中時計を初めて見た時の迫力と驚きと感動を思い出しました。 私などは気楽な時計好きでして、「懐中時計のムーブメントをぼんやり眺めていたら、いつの間にか懐中時計を取り巻く当時の世界情勢や権力者達の栄枯盛衰、そのライフスタイルの規模に圧倒され、そしてその時代の傑作にもう一度圧倒されてしまった」のです。

[@TOKEIRADIO]

コメントありがとうございます。噛み締めるようにコメント拝読しました。以前に私の動画で「時計に携わるすべての縁が見えた経験」の話をしたことがあるのですが、「時計のムーブメントをぼんやり眺めていたら、いつの間にか懐中時計を取り巻く当時の世界情勢や権力者達の栄枯盛衰、そのライフスタイルの規模に圧倒されてしまった」という所で、正にその経験を再度思い出しました。動画の中では、時計の「点」の部分を見て頂くことで、その世界観を掘り下げてもらえればと考えていたのですが、懐中時計のムーブメントを引き合いに、私の説明不足の部分を見事に埋めて頂いたように思います。ありがとうございます。本来であれば「物が見える」もしくは「物が視える」とうことは「時計好きただの物好きさん」のコメント部分まで広げていく必要があるのですが、未熟な私の場合、まだまだ試行錯誤で、ともすれば空虚な語り口になってしまいそうなため、避けてきた所もあります。ちょっとヒントを頂けたような気もします。勉強になりました。ありがとうございます。

[@rokumatsu]

ちょうど機械式時計を何か買おうと思っていた時に時計ラジオさんに出会ってしまい、いきなり深みにハマりそうです。高級時計はヒカキンさんにお任せして私はもう少し庶民的な機械式時計の楽しみ方を見付けたいと思っておりましたので、このラジオで語られる良い時計を見る視点や技師のこだわりと言った内容はとても参考になります。ありがとうございます。昔の懐中時計で大切に愛用されて残されてきた物はネジもオリジナルでネジ山の状態も良いので、ムーブメントの一体感が保たれていてとても美しく感じます。今回のラジオでネジの作り自体も異なっていることを知り、ますますムーブメントに興味が湧いてしまいました。

[@TOKEIRADIO]

コメントありがとうございます。機械式時計はたくさん見どころがありますよね。その中で、ネジの形状であったり、丈の長さなどは中々見ることが出来ないと思い、マニアックなのですが紹介させて頂きました。松兼さんのこのようなコメント頂けて嬉しいです。コメントのとおり、価格に関係なく良いとされる時計はたくさんあって、それを知るもしくは再発見するには「時計好き」「時計技師」の視点があると、また世界観が広がるように考えています。ぜひ、ご愛用の1本を見つけてください！いつもありがとうございます！

[@henryglaywork]

遅れてコメント失礼します。 古い国産ムーブメントを天文台クロノメーターに匹敵すると証明したい時計技術という方が非常に気になりました。 自分は恐らく戦後に生産されたと思われるモリス8型の15石を持っています。 その時計には文字盤にはクロノメーター表記がありますが、勿論偽りの物でしょう。 しかしこのモリス8型の精度が素晴らしく、購入時の商品説明には日差±30以内と謳われ、素人の体感でも日常生活で使えるくらい精度が良かったです。 モリス8型は高校生の頃に人生で初めて購入したアンティークウォッチだったのですが、センター試験に着けて行ったくらいお気に入りで思い出の品でもあります。 一応今でも稼働していますが、購入してから10年近く経った現在は極力動かさないようにしています。 もしオーバーホールをお願いするとしたらやはり国産の古いムーブメントに精度を追求出来るほど詳しい方にお願いするべきなのでしょうか？ 他にも戦前のモリス9型を3本持っていて、その内の1本は突然時針が動かなくなってから自分で弄って風防割ったりゼンマイ切ったりと散々な有様なのですが、そういった物を含め戦前の国産腕時計を直したりメンテナンスしてくれそうな時計師さんっていらっしゃるのでしょうか？ 実は10年ほどアンティークウォッチを複数所有しておきながらオーバーホールに出したのはユリス・ナルダンの懐中時計を1回のみというド素人というか非常識なコレクターなので、少しでも情報を頂けると幸いです。

[@TOKEIRADIO]

コメントありがとうございます。動画でご紹介した時計技師さんはCMWを指導する別格の方ですので、例外と思って頂いた方が現実的です。また調整された時計は国産ですが、 戦後のものになります。違う動画内で確かご説明していますが「戦前の時計は日差±30秒以内」が時計技師の現実的な所だと思います。ですのでそれ以上を求めるかどうかは、ご質問者様のお気持ちと時計技師の腕ではなく、関係性かと思います。また戦前の時計を修理されている方は私も複数知っておりますし、ネットでもCMW持ち技師を辿っていきますとかなりおられるのでぜひ探してみてください。その中で条件に見合う方がいれば、修理を依頼されることをおすすめします。

[@ToshiroUochi]

今回も聴き入ってしまいました。時計技師の方の偏った価値観エピソード、めっちゃ好きです😁

[@TOKEIRADIO]

コメントありがとうございます。 たくさん時計技師さんに出会いましたが、皆さんすごい世界観をお持ちでして、また紹介させて頂きます！いつもありがとうございます😊

[@o-lastno-mukougawa]

最高のテーマです❤

[@yuzuponpooooo]

動画、今回も楽しく拝見させて頂きました！ムーブメントについてはまだまだ知識がないので、動画中の分からなかった言葉は調べて勉強してみたいと思います。 先日、勉強も兼ねて（？）セイコーのクラウンを中古5000円で買ってみました。文字盤にはシミがあり、プラ風防もヒビが入っているのですが何故か愛着がわいてきています。幸い動作はそこまで悪くないので、あえて見た目の状態は悪いままで使おうかなと考えています。 いつかはきちんと状態の良いマーベル、ロードマーベル、クラウン、クラウンスペシャルのどれかを買ってみたいと思います！ でも状態の悪い時計って、それはそれで何とも言えない魅力がありますね…。 以前オメガのヴィンテージ時計について触れていた時計ラジオさんの動画を思わず思い出しました。 自分語りになってしまい、すみません。

[@TOKEIRADIO]

コメントありがとうございます。セイコークラウン購入されたんですね！私のオメガもかなりの状態ですが、とても気にっておりまして、年月が流れ変化していく「状態の悪さ」に愛着が沸き続けております笑　ヴィンテージもかなり奥深い世界ですので、ぜひ色々とお調べ頂き、楽しんでください！ いつもありがとうございます！

[@貞与]

ドレスウォッチなら細かい希望がたくさん出てきますな。 ②綺麗な仕上げ そこからこだわりにこだわり、うんちくを垂れ流し、歴史や背景を妄想するだけ妄想したいv あとはお値段とご相談。 でもツールウォッチは楽。ノーストレス。安い。①がそこそこ守られていれば良し。 ハックなくてもまあよし。 キズついてもまあ許せる。 いっぱい買える。 大事なことなのでもっかい言います。 いっぱい買えるv

[@TOKEIRADIO]

コメントありがとうございます。 「いっぱい買える」その視点忘れてましたー！笑　仕上げからこだわりやうんちくを噛み締めて妄想するのが時計好きの得意技ですね！ツールウォッチをガシガシ使いながら、ドレスウォッチでしっぽり過ごす。良きですな笑　なんとも入道さんらしい愛し方です。いつもありがとうございます😊

[@貞与]

@@TOKEIRADIO 関係ないんだけど、ゴジラSPコラボのメカダイバー買ってから。あれシチズンFUGUがベースだから、ご先祖様のNY0040の黒いベーシックなのと、NY0040の仮面ライダーV3モデルを買いました。 V3モデル付けて、これで俺も宮内洋か!!!　宮内洋なのか!!! と感慨にふけりながら宮内洋さんが出てるyoutubeを漁って見てたら、宮内洋さんはネイビーボーイ付けてました。 ショックだったのでもう一度言います。 セイコーのSKX009付けてました。

[@TOKEIRADIO]

あら、本当ですか！ 入道さんの幼き頃の夢を打ち壊す事実… よりによってSEIKOネイビーボーイとは皮肉な 結末です。。 今日から入道さんこそ、風見志郎です！ 私が命名します笑 しかし、入道さん、本当に数買ってますね！ ユーチューブで入道さんチャンネルはじめてください笑

[@貞与]

@@TOKEIRADIO ご紹介にあずかりましたワタクシ、 入道風見志郎貞与と申します。 youtuber目指して頑張ります。

[@平安至上主義者]

私の機械外觀上の見方の要點は下記です 全體のバランスの美しさ 全てに手加工で面取りされ、磨き上げられているか 石の色・てりがきれいで、統一されているか ゼンマイの齒車がウルフトゥースでありかつ磨かれているか 捻子は磨かれ､溝は面取りされているか テンプはバイメタル切りでチラ捻子は金とプラチナ兩方が使われているか テンプの止石は金剛石でヒゲ持ちは捻子２本止めか 盛り上げガンギ車か 文字盤側も綺麗に仕上げられているか スワンネック・勾玉等微調整緩急針が付いているか バネは削り出しか 分解した時､部品の裏側も表と同じ仕上げがされているか 銘文は手彫りか

[@TOKEIRADIO]

コメントありがとうございます。 素晴らしい見方ですね。 上げられてる要點を拝読すると ご愛用品は、1級品の懐中時計になるかなぁと 想像しました。反面、現行品腕時計で、 ここまでのクオリティを求めるとなると、 選ぶのは本当に難しい時代ですよね。 時計好きであれば、知っておきたい要點ばかり でした。ありがとうございます。

[@平安至上主義者]

@@TOKEIRADIO 樣 この条件を滿たす時計は懷中時計で1930年以前になりますします それ以降はそんなに手の込んだ時計はほぼ作られなくなってしまいました もしあっても買える金額ではありません クロックの良い物はもっと古く、1880年代以降はＧＢやユンハンス・キンツレー等量産品でつまらない時計になってしまいました 腕時計は今まで色々使いましたが、今はカシオプロトレックを使用しています 時計好きには有り得ない選擇でせうが､古い懷中時計を見てしまうと､腕時計の機械がつまらな過ぎて､正確に動けばいいやとなりました

[@TOKEIRADIO]

古い懐中時計の素晴らしさは、写真で見ても惚れ惚れします。私も好きで、よく懐中時計専門のHPを見て、磨き上げられた機械を見て楽しんでおります。いつかKZbinチャンネルとして、そういった懐中時計の店舗を取材するのが、今の目標です。細やかな夢かもしれませんが笑　プロトレックお使いなんですね！私はプロトレックやアルバなどデジタル時計も好きな人間です。本格的に機械式がお好きな方の話を伺えてとても勉強になりました。ありがとうございます。

[@nobuno70]

機械の何を見るのか？僕は単体で時計ムーブを見れないです。日本が外国に追い付け追い越せの頃の国産が好きです。スカイラインＧＴＲのポルシェへの道みたいな感じでしょうか？仕上げのそっけなささえ機能美に見えてしまい、丸穴車の仕上げの窪みでささやかな喜びを感じる程度です。装飾もオリジナルセイコースタイルの甘美な華やかさを全否定した後に、奥から沸き立つオーラみたいなものが好きです。それはムーブの美しさにも通じているような気がします。

[@TOKEIRADIO]

コメントありがとうございます。実に谷口さんらしいです！ 私は見逃しませんが「全否定した後に」というコメントどおり、谷口さんは私が挙げた項目を「見えている」状態で「全否定」されているので、次の段階の方です笑　「奥から沸き立つオーラ」が見えるためには、相当数の数稽古が必要で、 見えた後に「審美眼」を体系化するための「物語」を当時の国産時計の状況を理解し、深めていく作業を「時計脳」に叩き込まれているのです。私も当時の国産時計大好きですから、とてもとてもとても（ひつこい笑）わかります笑 いつもありがとうございます！

[@nobuno70]

@@TOKEIRADIO 様　お返事ありがとうございます。とんでもないです。まだまだ序の口で、この趣味の世界は半端じゃない方が大勢います。僕は国産を少しかじっただけですが、洋物の良さ、懐中キリがありませんし、本来お金持ちの趣味です。国産中古がせいぜいというのが本音です。

[@TOKEIRADIO]

国産中古の奥深さ、豊かさも決して洋物、懐中にひけはとりませんよね。また国産中古欲しくなりました笑

[@tomosai.]

相変わらず面白いお話ですね。いつの日か「腕時計マイナのウオチさん」とのコラボトーク期待しています。

[@TOKEIRADIO]

コメントありがとうございます。 面白く感じて頂いて嬉しいです。 腕時計マイナさん、素敵なチャンネルですよね。コラボなんて、もう全然恐れ多いです。。ご提案くださってありがとうございます😊

[@t.f.0644]

うーん、テンプくらいしか見ていなかった私はまだまだ初心者だということがよくわかりました！どうかしてなくてよかった！（笑） いや、クロノグラフのピラーホイールや水平クラッチの動きとかも好きなんですがね（笑）

[@TOKEIRADIO]

コメントありがとうございます。いや、これは「私の」見ている部分ということで、テンプもピラーホイールも水平クラッチも私も見て喜んでいます。ピラーホイールが何枚かでいつも騒いでおります笑　いつもありがとうございます！

[@道端博之]

シースルーバックの時計は現行品だけですので、どうしても機械を楽しみたいのなら、やはり、懐中時計に行ってしまいます。マサズPの店長曰く懐中時計も裏ぶた開けて見ない方がいいと仰ってましたが(笑)特に人間の呼気が機械には、最悪らしいです(笑) 現行品の機械は、だいたい皆同じに見えるのですが、アンティークの機械は、皆個性的で、本当に美しい‼️ケアーズという時計屋が２０年くらい前に出版したオンリーアンティークスという分厚い書籍があるのですが、沢山のアンティーク時計のムーヴ写真をひたすら掲載していて、以前はその写真を見て、ため息ばかりついていました(笑)

[@TOKEIRADIO]

コメントありがとうございます。道端さんほどではありませんが、私もアンティークを買い、オンリーアンティークスを読んでため息をもらしている人間の1人です笑　現行品のシースルーバックである程度色々と機械の構造を学んだ後に、アンティークに進み、その深みにドハマりして、その後懐中時計への道へ進 路を清めるというのが最も良いかと考えています笑　私も時計技師に「簡単に開閉するなよ」と言われている所があるのですが、あれ、開けてしまいませんか笑　ハンターケースなんて、その誘惑たっぷりで衝動を抑えるのは無理かと思います。。いつもありがとうございます！

[@bluewindsky0425]

だいぶ出遅れたコメントで失礼ですが、あえて伺いたい事があったので書かせていただきます。 お話しの中で、セイコーがスイスの天文台コンクールで上位の成績を残した精度追求の精神が、その後のアストロンの開発に繋がったとの事ですが、 私の認識では、スイスのコンクールに主に参戦していたのは亀戸で、そちらにご執心だった分、開発力では諏訪に水を開けられたのでは？ と考えていたのです。 アストロンの開発は昔のクォーツも現代のGPS時計も、諏訪、すなわちEPSONの開発力の賜物だと思っていたのですが、 やはりそこには、野村さんを始めとする亀戸陣の頑張り、精神性が、会社は違えど同じセイコーブランドを支えている同志として伝わる物が有ったと言う事なのでしょうかね。 私はとにかく昔から、諏訪（EPSON）の開発力って凄いんだなぁと考えていて、しかしそこに亀戸の精神性が影響を及ぼしていたとすれば、 それは凄く興味が湧いてきて伺ってみたくなりました。 お忙しいところ申し訳ありませんが、よろしくお願いします。

[@TOKEIRADIO]

コメントありがとうございます。 私は当時の社内の人間ではないのですが、 当時出版された本や実際に働かれていた方に数人お会いできる幸運に恵まれ、動画のように推察するに至りました。私の個人的な見解ですので色々な角度で考えられることだとは思います。 国産時計本の中にもあるように諏訪と亀戸で働く人の交流はあり「ライバルではない」という当時の方のインタビュー。「クォーツ製作時に上手くいかない後輩をベテラン機械式職人が助けたエピソード」それから「スイスを食った男たち」の中で語られる「メカトロニクスへの道」の章に浮かび上がる「未知への技術挑戦」に対するライバル関係。私個人としては諏訪と亀戸は「ライバルかつ共同関係」が同時にあったように感じていました。 当時の時計における未知への技術挑戦は、時計の大目標である「止まらない、狂わない」に他ならぬことだと思います。つまり精度追求の精神が今の時代より強くあると思います。そういったことを考えますと影響かつ繋がりを私には感じられました。 今でも時計技師の中でメーカーを超えて部品の改良が行われている例もあります。 公には言えませんが、国産ブランドの部品に難があったものを、別の時計修理会社の職人に相談が持ち込まれ改良されて、製品が安定しているものもあります。 憶測で語るのはよくない所もありますが、 一個人の邪推、ご容赦ください。

[@bluewindsky0425]

@@TOKEIRADIO この度も大変御丁寧にご返信頂き恐縮しております。 読ませていただき、なるほどなるほど…、と少し興奮してきてしまいました。w やはりそうなのですね、邪推と仰いますが、当事者の方々とお会いして感じられた事なら多分、間違いは無いのではないでしょうか。 当時の諏訪、亀戸の関係者の方々が、口を揃えて「競っていた訳では無い」と仰っておられた事は私も認識していましたが、 ただ、それぞれに発売された時計を時系列に並べてみると、競い合ってた様にしか思えないと言うのが、多くのビンテージセイコーファンが考えているところだと思うのです。 しかしそこに、ただ競うだけでなく、交流が有り、協力関係も有ったと知ると少し目頭が熱くなって来てしまいました。 相手を認め合い、敬意を持った上で競い合うと言うのは、理想的な人間関係の姿だと私は思います。 そんな理想的な人間関係が有ったからこそ、あのセイコーの名機達が生まれてきたのだなと思うと、より当時のセイコーの時計達が輝いて見えてくる様です。 これもかなり前のお話しですが、かつての精度コンクールで凌ぎを削り合ったセイコーとオメガの技術者の皆様が、 その後、何十年と言う時を経て再会し、お酒を酌み交わしながら昔話に花を咲かせたと言うエピソードを何かで読んだ時、 心がホッコリとしてたまらなく嬉しかった事を思い出しました。 私は人から「時計の何がそんなに好きなの？」 と聞かれた時、一言で返すなら 「時計の歴史が好き」 と答えております。 しかし時計の歴史とは、イコール、そこに関わった人々の歴史でもありますよね。 時計の大目標は止まらない、狂わない、であると言う事、わたしも大変共感致します。 最近の時計は精度よりも見た目の美しさや面白さ、 またはコラボレーションなどの企画に重きを置かれ、 またユーザー達もそれを求めている様に感じられて少し残念だったのですが、 お話しを伺って、それも現代の時計の歴史の一つと捉え、 もう一度あの頃のセイコーは、やはり素晴らしかったのだと思いながら前を向く事ができる様な気がして来ました。 本当にありがとうございました。 是非、今後もご活躍いただけます様、私も期待させていただきます。頑張って下さい。