写真の撮影者が不在となったとき、僕たちの前に超現実が顕れる。｜誰も語らない写真講座 ④

写真を考える楽しさを少しでも多くの人に知ってもらいたいと思い、全動画広告オフで公開中✨
・今回の教科書
◉シュルレアリスムについて分かりやすく書かれた本
amzn.to/3ykqEtH
◉「プンクトゥム」について書かれた本
amzn.to/3ytQVGa
◉「作者の死」について書かれた本
amzn.to/3NQFaix
◉アジェの写真集
amzn.to/3OTCRfW
◉ヴィヴィアン・マイヤーの写真集
amzn.to/3NTRazD
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◉もくじ
00:00 コメントを拾います
01:52 モダンとポストモダン
03:05 作者の死とはなにか
06:14 アジェに潜む超現実
11:14 ヴィヴィアン・マイヤー
11:42 写真であることの理由
12:32 写真を愛しながら憎む
12:57 表現に定説はない
◉トモコスガの『誰も語らない写真表現講座』シリーズ
第１回 写真でしか現せないこと • ◯◯◯しないことで、写真は「より写真らしくな...
第２回 写真を巡る物語性 • 写真で物語は描けない。理由を説明します。｜誰...
第３回 潜像残像 • 写真とは、地層や化石のようなもの。｜誰も語ら...
第４回 作者の死 • 写真の撮影者が不在となったとき、僕たちの前に...
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○Twitter
/ tomo_kosuga
○書き下ろし記事『写真作品のステートメントを考える』
note.com/tomokosuga/n/n68b8f6...
○深瀬昌久 待望の新刊『サスケ』好評販売中（監修と後書きを担当）
www.akaaka.com/publishing/sasu...
○著書『MASAHISA FUKASE』
www.akaaka.com/publishing/masa...
○深瀬昌久アーカイブス公式HP
masahisafukase.com/
○【後書き寄稿】深瀬昌久『RAVENS』Mack
mackbooks.co.uk/products/rave...
○【後書き寄稿】深瀬昌久『FAMILY』Mack
mackbooks.co.uk/products/fami...
○金子隆一さんとのトーク記事『鴉の秘密　アーカイブスの謎』
imaonline.jp/articles/intervi...
〜最後に〜
いつもご視聴頂き、まことにありがとうございます。今後も継続的に映像配信を行なっていくためには、皆さんからのサポートが不可欠です。寄附を募っております。以下のページから「Amazonギフト券」を寄附いただけるととても嬉しいです！
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[@shigenobukuroki]

作者の死　いい言葉ですね。私は自分の想いを表現したいのではなく、私の遭遇した偶然の現実を残したいのだと日々思いながら毎日撮り続けています。偶然性、出会いがしら、一期一会こそ私の写真のすべてです。そして私は写真を撮ることによって日々自らの死に一歩一歩近づいているのです。

[@shinc-magazine]

なるほど、面白かったです。

[@tsphotograph]

めちゃくちゃ面白いです！ 今回のお話を聞いて感じたのは、現代において、作者は死ねないのではないか？ということです。 数多くの写真が、主にSNSに載るようになってしまっています。 そうなると、そうやって世に放たれた写真は、必ず発表者のアカウントと紐付くからです。 仮にそれがハンドルネームであっても、ある特定のアカウントとの関連という事柄から、逃げられないのではないでしょうか？

[@tomo_kosuga]

今回の動画内ではアジェのスゴさについて語りましたが、彼にシュルレアリスムのコンセプトを見出したマン・レイの功績も当然大きかったのではないかと思います。それと「作者の死」については「現代の視点で考えるとひとつの壁になるかも」と話しましたが、「作者の死」という発想こそ、旧来的な「批評家ありきの美術」から「鑑賞者が自由に解釈するアート」の在り方をもたらしたとも言え、その点ではむしろ現代的な視点とも言えるかもしれません。

[@randonneurindub5167]

1998年東京都写真美術館にて大規模なアジェ回顧展、その時観に行きました。マン・レイたちの流れからか荒木経惟さんが賞賛していたので行ってみようとなったんです。眼の前にある景色に直接印画紙を貼り付け剥がしたような作家性を感じさせない写真に魅了され、一方その当時の自分には写真表現を全面に押し出した日本のVIVOの方たちの写真とても古臭く感じていたように記憶しています。デジタル写真が普及してだいぶ経った最近奈良原さんとかの写真に関心が持てるようになりました。アジェを観た影響か外国の古いポストカードの写真もここで語られているような写真として観るようになった気がします。

[@1040log]

誰も語らない写真シリーズ、最初から見させていただきました。とても面白かったです。 「シャッターを押す」という、カメラが発明されてから全く変わらない一つの様式から、こんなにも多様な見方ができるのが写真の深み。 今日もまた一つ良き学びを得ることができました。 ありがとうございます。

[@tomo_kosuga]

利雄さんご視聴ありがとうございました！🙌

[@user-df9ml3bz7p]

作家の匿名性、自立した作品、面白いお話ですね。確かに普遍的な名作は誰の制作であろうと鑑賞者の心を動かすのでしょう。 最近自分がテクニックや力技でねじ伏せようとした作り方をしていたなぁ。と、反省至極です。鑑賞者が自分のものとして作品に共感を抱く、そういう作家が見えない作品を作りたいですね。もちろんコンテンポラリーアートとして社会課題をテーマにして、その上でシンパシーを抱いてもらえるような。。。動画やインスタレーションに押され枯れてきた写真だからこそできるのでは？と思い至りました。ありがとうございました😊

[@tamurasyasin]

アジェは凄くいい、惹かれる魅力が写真自体にある。その謎を50年近く維持できている事が謎。

[@KN-oi4mt]

アジェ、中平卓馬の「すでにとりかえしはつかない。アッジェの写真を前にしていつも同じ思いにかられる」という言葉がとても印象的です。

[@capa1e]

無個性に徹することで却って本質が伝わり、だからこそ様々な時代の解釈に耐えられるのだとしたら日本の型の文化にも通ずるのかなとも思います。写真でも技芸でも実用の手段だったからこその超現実だったのでしょうか。