"He happend to fall." (It happened that he fell.「彼はたまたまコケた」の意味)で、「happenするのはfallなのになぜheがhappenするのか」とネイティブに聞いたら「分からない。けど昔からそう言うんだよ」との答えだった、と、昔NHKの言語学系アナウンサーが言ってました。母語話者だからこそ分からない。「ツ」が人の顔に見えない。
31:52 有生・無生を言語によって区別しているのは動詞の『いる』『ある』にも表れていますよね。 英語では生死にかかわらず "There is a ~" とか "There are ~" と言いますが 日本語では「人物がある」ではなく「人物がいる」と言うし 「死体がいる」ではなく「死体がある」と言いますね。
人間に近いかどうかで助数詞を変えるので、まさに水野さんが話し出すタイミングで無生物主語と意識が同一平面上にはありそうだなという(何か関連付けられそうだなと)感じました。 "The traffic accident prevented them from getting there on time."を、訳すときは「交通事故のせいで(彼らは)時間通りに到着できなかった」とせよと習いますが、「交通事故が彼らの時間通りの到着を妨げた」と訳すと無生物主語the traffic accidentからなにか魔の手のようなものが伸びて"彼ら"の足を引っ張るようなイメージを、交通事故に人のようなイメージを持たせてしまい幾分か比喩的で、文学的な文章かと感じさせてしまうので、日常会話レベルでこんなの使われたら腑に落ちませんし引っ掛かりますよね。