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2012年4月20日
Honda久々のオン・オフモデル
CRF250Lの試乗会が開催された。
オフロードファンなら、デュアルパーパスモデルのこのCRF250Lは
昨年の東京モーターショー以来大変気になる存在だった。
開発キーワードは、On(日常)を便利に、Off(週末)を楽しむ
"ちょうどいい相棒 New On&Off Gear"。
デザインは好き嫌いあるにせよ、幅広いユーザーが楽しく扱えるよう
トータルバランスと操縦安定性を徹底的に追求された。
CBR250Rと同様のエンジンを採用し
タイで生産するなどで徹底的にコストを抑えた結果、
メーカー希望小売価格がCBR250Rと同じなのだから
250ccモデルとしてはなかなか魅力的な存在である。
[メーカー希望小売価格 ¥449,400(税込)]
エンジンはCBR250Rから流用したためか不思議な凝縮感があり、
一見コンパクトな車体と外観が印象的である。
しかし、実際にはかなりの大柄で、
ライディングポジションも1クラス上のサイズに近く、
スペック的にも同クラスのライバルたちより、長く、大きい。
シート高は875mと高めだが、
乗車1Gでのサスペンションの沈み込みが大きく、
身長170cm以上のライダーなら、足つき性に不安は覚えないはず。
オンロードバイクと同様のエンジンであるにも関わらず、
Honda一流のエンジン技術は、
吸排気系の変更で新たなエンジンを作り出している。
ウルトラスムーズでかつ十分に活発な動力性能を持つこのエンジンは、
振動の少なさも手伝って、143kgと決して軽くない車体を
オフロードでも元気に走らせる。
また、しっかりとフロントに過重を与えられていることもあり、
オンロードでの安定性と運動性能も高く、
ワインディングを攻めても不安は少なく、
オンロードツーリングも十分に楽しめる。
総じて、オンでもオフでもかなりの優等生であり、
一切とがったところがないため、
走って楽しいバイクであることは間違いない。
そうした意味からも確かにビギナーから......
とは言えなくもないが、唯一やはり重さが気になる。
とりわけ、オフでバランスを崩した時や
タイトターンではその重さを痛感する。
もう1クラス上のエンジンを与えられたら
もっと楽しい存在になるのではないだろうか。
と、思うくらいにオンでもオフでも思い切り楽しめる存在で、
2時間の試乗時間があっという間に終わってしまった。
もう一度、しっかり乗ってみたい1台である。
(テキスト:TRACTIONS 撮影・制作:AVOCADO)