真下接地の極意：ブレーキを減らせば速く走れる？

陸上の指導時によく耳にする「真下接地」という言葉。
「地面を真下に踏むようにして、無駄なブレーキをかけないように」「身体の真下に足を着くようにして、無駄な上下動を少なくする」などの意図で使われることが多いのではないでしょうか？つまり、目的の動きを修正したいときに使われる指導言語です。
しかし、「真下接地！真下接地！」と言われただけでは、何をどうすればいいのか良く分からない、何か変わった気がするけど、これが正しい変化なのか不明だ・・・という選手も少なくないはずです。
そこでここでは、巷で言われる「真下接地」という言葉に対して、以下の点から考えていくことにしてみました。今後のトレーニングを考える際の材料にして頂けると嬉しいです。
〇プロフィール
尾﨑雄祐：博士（教育学）、JAAFジュニアコーチ
400mH：PB50"00(長崎県記録)
広島大学陸上競技部コーチ
PEACE ACコーチ
日本建設工業AC福部真子コーチ
〇陸上競技の理論と実践～Sprint & Conditioning
sprint-conditi...
〇2023年度からの中高クラス選手を募集中（広島市&東広島市）【PEACE AC】
peace-rikujo.co...
動画内の参考文献
・豊嶋陵司, & 桜井伸二. (2018). 短距離走の最大速度局面における遊脚キネティクスとピッチおよびストライドとの関係. 体育学研究, 17008.
・井上雄太. 短距離走における疾走速度と減速との関係―身体の起こし回転運動に着目して―. 平成24年度 修士論文 抄録 , 愛知教育大学保健体育講座研究紀要. 2012, 37, p. 70-72.
・福田厚治, & 伊藤章. (2004). 最高疾走速度と接地期の身体重心の水平速度の減速・加速: 接地による減速を減らすことで最高疾走速度は高められるか. 体育学研究, 49(1), 29-39.
・Giorgios P Paradisis, Athanassios Bissas, Panagiotis Pappas, Elias Zacharogiannis, Apostolos Theodorou & Olivier Girard (2019) Sprint mechanical differences at maximal running speed: Effects of performance level, Journal of Sports Sciences, 37:17, 2026-2036, DOI: 10.1080/02640414.2019.1616958
・遠藤俊典, 宮下憲, & 尾縣貢. (2008). 100 m 走後半の速度低下に対する下肢関節のキネティクス的要因の影響. 体育学研究, 53(2), 477-490.
・Colyer et al. (2018)： Kinetic demands of sprinting shift across the acceleration phase: novel analysis of entire force waveforms. Scandinavian journal of medicine & science in sports, 28(7), 1784-1792.

[@dantelion0827]

ここまでわかりやすく、丁寧に解説してくださる方は他にいない。 現役のうちに知っておきたかったと思った。 でも、その気持ちに気づけたということは、まだ陸上をやりたいということ。 僕の中に燻っているものがあるので、もう一回やってみます、陸上競技。 このアツい気持ちを思い出させてくれてありがとうございます。

[@user-bc4ts7kp6r]

4:00から始まる説明で、「解らない方はスキップ推奨」とあったので、実際にスキップの動作をしながら聞いていた俺は本当に素直。なにかヒントを得たような気がしたし。見直したときに「ああ、シークバーか」と分かり、しばらく落ち込んだ。

[@user-kc6mg7wc2t]

めちゃ久しぶりの更新きたー

[@nagayuki3388]

動画お待ちしてました。なかなか難しい内容でしたね。初心者なのでまだこの動画のレベルには到達してませんが、ポケモンの例え面白かったです。頑張ります。

[@user-wf3zk7yj6c]

バネと振り子のモデル、めちゃくちゃわかりやすくイメージできて感動しました。

[@user-vw8ph5hu1g]

今回も気になってた話題です！ありがとうございます！

[@woyowohan]

よくある「これをすれば！」みたいな言い切り系の100倍有益 いつもわかりやすい説明ありがとうございます。

[@risakoberryz2927]

いつもありがとうございます！ 私の師匠です。

[@SprintConditioning]

そう言って頂けると嬉しいです。こちらこそ、いつもありがとうございます！

[@aegis7628]

質問です！ スタートが遅くて困ってます。スタートのコツとスタートを早くするトレーニング法を教えてください

[@tsuyoshi9606]

日本選手権お疲れさまです！動画も楽しみにしてました！

[@user-nl1yk8xc3j]

動画配信やめられたのかと思いました。今後もよろしくお願いします。

[@user-mn6nk9ti8d]

福田・伊藤の研究はトップスピード局面を分析してるので、接地前半の減速と後半の加速量が等しくなってます。 だから速い人ほど加速量も多くなるので減速量も多くなってしまいます。

[@user-ft7qb9dd7p]

動画待ってました！

[@user-ub9sh2ch7r]

失敗例の再現がうまいw わかりやすい！

[@BluewaveAC]

アップありがとうございます🙇

[@hutuu_3778]

待ってました！

[@user-sk7mj4dc9r]

流石です

[@ピシャ岡]

永遠加速できたらロマンよな

[@jurdpn5779]

てことは、接地のタイミングに身体の腕・脚が身体の重心近くにあるようなフォームが必要なのか。そのタイミングが一瞬だから接地も一瞬に近い方が身体が弾む。と？

[@user-gl4vy6mt5g]

バスケのジェームズハーデンとか、まじで重心よりも後ろで接地してるように見える笑

[@ryoto6673]

あともう少しで1万人！！

[@user-uk2dz2kl4c]

真下に接地してるのも動作の結果でしかない。地面を1番強く押せるポジションが体に対して真下に近いってだけの話。

[@user-mh8im9xd5j]

ポンピュンラン走法の本見て実践したら、冬の間で100mのタイム1秒近く縮めれた。

[@uzun3222]

バカ顧問にこの動画を見せてやりたい

[@saikyochannel1043]

加速していくと途中から地面を蹴っている(押せている？）感覚から地面の上面をスカスカ足を動かしている感覚に変わっていってしまいます。そのためもっと加速できそうだなと感じるのですが、何かアドバイスをいただけたら嬉しいです。

[@user-ps7lp8mg6p]

気になるお話ですね。二次加速以降のトップスピード局面で乗り込みが崩れた？のかなと。どのような原因が考えられるのかと、その対処（ドリル）など分かればよいですね。

[@saikyochannel1043]

@@user-ps7lp8mg6p 乗り込みとはどの様な状態のことを言うのでしょうか。あまり詳しくないので教えていただけたら嬉しいです。

[@user-ps7lp8mg6p]

@@saikyochannel1043 　私が貴方の書き込みをみて思い浮かべたのは、為末さんの次の動画です。kzbin.info/www/bejne/enrYYaOPndR1baM　 Sprint & Conditioningチャンネルさんでも乗り込みについて解説されている動画がありますが、為末さんの動画を紹介して申し訳ございません。 乗り込みは私なりに理解しているのですが、私がただの市民ランナーであることと、陸上特有のワードの言語化で誤って伝えると申し訳ありませんので、オリンピアンである為末さんの動画を紹介いたしました。為末さんは乗り込みについてと、乗り込みのドリルについて多くの動画を上げていらっしゃるので、上記の動画以外にも『乗り込み』で検索されるとたくさん引っ掛かります。乗り込みが貴方の問題解決に繋がるかはただの仮説の1つですので、他の問題の可能性もあります。

[@saikyochannel1043]

@@user-ps7lp8mg6p ご丁寧にありがとうございます。改善に向けて頑張ってみたいと思います！！！！

[@user-mo3sn9gx9r]

武井壮が勉強しろと言ってるのはこういう事なのかな

[@user-fn5zs8dg1z]

知識で差がつけられるのでこういう動画はめちゃくちゃ助かりますね！

[@user-ew3ci1ri1j]

指導言語… 野球で言えば打撃時の上から叩けですね

[@jeff5457]

全日本400ハードルお疲れ様でした 接地の説明動画いっぱいありますが、静止状態での説明がほとんどで不満でした 接地時間が0.1秒として、トップ選手だと接地の間に1メートル進むのに、30FPSの粗い画像の一枚の静止状態で説明しても良いタイミングで撮れてるかどうかさえ疑問でした 力積を考慮すると接地は長い方が良いけど、二足の場合は人間の動作において短かいほうがが良いのでしょうか 意識的に短くすると、単なる腿上げ的になって、押せてない感じがします

[@SprintConditioning]

ご指摘ありがとうございます。おっしゃる通り動画で用いている30-60FPSでの粗い画像です。動画の趣旨を説明するのに完全に満足頂けるような瞬間を捉えるには限界があります。その点、ご容赦ください。 もしも本動画の中で、粗い動画の静止画像を用いたことで、視聴者に重大な誤解を与え得ると判断できるような箇所があれば、その旨ご指摘頂けますか？概要欄にて、注意書きとして加筆させて頂きます。 粗い動画での画像でも、主張内容に差し支えがなければ、粗い画像を用いるデメリットも、そこまで問題にならないと考えます。いかがでしょうか？ 接地は力積を考慮すると長い方がいいですが、前方に進む速さが高まれば必然的に短くなります。なので「結果的に」短くなるということは紛れもない事実です。 ただ、仰る通り「意識的に」短くすると必要な力積まで減らしてしまう、ストライドが過度に小さくなることにも繋がりかねないので、意識的に短くすることは、万人には勧められません。あくまでトレーニングの結果、結果的に短くなるのが理想だと思います。一方で、「押し過ぎている」選手には、「意識的に」接地を短くさせると、ちょっと動作が良くなる、スピードが上がりやすくなる選手もいたりします（これは現場での肌感です）。 上述の内容について、極力誤解を与えないよう他の動画でも念押しし、留意はしていますが、至らぬ点がありましたら、ご指摘ください。よろしくお願い致します。

[@jeff5457]

@@SprintConditioning 30fpsの件、誤解があったようなので付け加えさせてください この動画を批判したのではありません。逆に他の動画より良いと言いたかったのです 多くのチャンネルにおいて30fpsつまり33msの間隔を抜き出した静止画のみで、いかにもこの瞬間のようにしなさいと言ってるのが多いのを嘆いていただけです 30fpsでは、微妙に接地前なのか接地始めたところなのか、少し荷重がかかった時点かが分かりません この動画は動画をメインに説明しており、誤解を生む説明とは思いませんし、比較の静止画もタイミングが合ってる気がします 接地の説明動画の中で、自分の中では一番為になる動画です 接地時間と力積の説明ありがとうございます もう少し走って悩んでみます このチャンネルは本当に色々参考になります。今後ともよろしくお願いします

[@user-rq6zc1yu3c]

この動画はとても素晴らしいとか書いとけば誤解されなかったかと笑

[@SprintConditioning]

@@jeff5457 なんと…それはとんだ勘違いでした。せっかくメッセージを頂いたのに、不快な思いをさせてしまい、本当に申し訳ございません。 接地関連で悩まれる方は多いですが、なかなか良く分からないのが常なのと、体重が乗る0.03秒の瞬間を意識するのは不可能なので、そういった方には「気にせず、脚も流れていいのでとにかく前に前に意識を向けて下さい」と助言することは多いです。差し出がましいかもしれませんが、参考にされてみて下さい。 そう言って頂けると嬉しいです。こちらこそ、今後ともよろしくお願い致します。