シボレーアストロ中古車試乗｜1999年型 シボレー アストロ LT 4WD フォレシエスタ

「アメ車 予算100万円で中古アメ車を買う」の企画の45台目は、シボレーアストロの正規輸入車の中古車です。
なお、今回は中古車試乗企画でもあります。
車両の詳細は下記の通り。
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2002年型シボレーアストロ LT AWD フォレシエスタ
・車両本体価格：78万円
・走行距離：13万2687km
・車検：令和4年11月まで
・エンジン：V6 OHV 4300cc
・ミッション：4AT
・ボデイカラー：シルバーミスト
・内装：グレー（セカンドキャプテンシート）
・ディーラー車
・乗車定員５名（８ナンバー登録）※ナンバー変更可能
・カーゴマスク（純正マスク、GMCマスクに変更可能）
動画中でも触れていますが、この車両の日本発売時の正規名称は『1999年型シボレーアストロ LT 4WD フォレシエスタ』。アストロの正規輸入車の中でも最も高額だったグレードです。
フォレシエスタというのは、シンク、タンク、コンロの簡易的なキャンピングセットをリアに搭載したキャンピング８ナンバー車で、標準の『LT 4WD』よりも10万円高の409万円で販売されていました。
当時の正規輸入車で最も安価な『LS 2WD』が299万円でしたから、現在の目線で考えると、4WDとレザーシートで100万円高。さらに キャンピングキットで10万円高というのは、なかなか強気な値段設定だったという気がしないでもないんですが、冷静に考えれば、4.3リッターV6エンジンを搭載した本場のミニバンの正規輸入車の新車が299万円で買えた事の方が凄かったというべきですね（笑）。
と、ここまでがベース車両の解説。
この車両の場合、それほど大掛かりなカスタムが施されているわけではないのですが、レザーシート以外にフォレシエスタの面影は残っていません。
まず、フロントマスクをカーゴマスクに変更。さらにボンネットフードをマットブラックのダイノックフィルムでラッピング。グリルとフロントバンパーをブランクでペイントすることで、『顔』だけ黒にしています。
あくまで筆者のイメージですが、フロントマスクに関しては自衛隊とか街宣車両とか、そっち方面の車両に通じる独特の迫力が演出されています。
もっとも、この車両の場合、フロントマスクに合わせてか？ホイールはブラックのデイトナホイールに変更。サイドミラーもブラックのUSミラーに変更。さらにはクロームのトリムリングを装着したり、タイヤをホワイトレターにしたりと、そっち系ではなく、あくまでドレスアップ目的のカスタムカーである事が分かるようになっています。
なんというか、アストロ＆サファリをよく知っている人が、遊び心で「ちょっと外したスタイルに仕上げてみた」みたいな感じですかね？（笑）
この車両、見た目が特徴的なので、そっちに目が行きがちですが、実は本当のポイントは、エンジン、ミッション、足回りといった基本部分のコンディションが非常に良いところです
走行距離は13万kmちょっとと、このくらいの年式のアストロとしては標準レベルですが、歴代オーナーがちゃんとメンテナンスしていたみたいで、エンジンは絶好調だし、車体もかなりしっかりしています。
筆者が足にしている2001年型シボレーアストロ LS 4WDの評価が、10段階中で5くらいだとすると、このアストロは7.5位はある感じ。極上というほどではありませんが、上の下くらいは与えても良いコンディションです。
こういうのが分かるのも公道を試乗したからこそ。また、仕事で数多くのアストロを取材してきたからこそなんですが、こういう実体験というのは、アストロ＆サファリを購入する際に非常に役立つんですよね。
実は、中古車というのは、古ければ古いほど「乗ってみて初めて分かる」事が少なくありません。
当たり前ですが、クルマというのは見た目が綺麗でも、きちんと走らなければ意味がありません。外観がピカピカでも、エンジンとかミッションとか足回りといった機関系の調子が悪いと、修理や整備にお金がかかってしまうからです。
そして、そういった機関系の状態をチェックするためには、実際に乗ってみるのが一番です。
もっとも、普通のユーザーがお店に行って「これ試乗させてください」と言っても大概は断られます。これは当然のことで、よく知らない人に運転させて、事故を起こされては大変ですからね。
なので、試乗させてもらうのは、ある程度購入の話が進んでからというのが一般的。それも、自分自身で運転するのではなく、お店の人が運転する横に乗る同乗試乗が普通です。
もちろん、横に乗るよりは自分で運転した方が得られる情報は多いんですが、横に乗っているだけでも分かることはたくさんあります。
ということで、アストロ＆サファリに限らず、これから古めの中古車を購入する予定のある人は、最終的に契約を交わす前に、一度は試乗してみることをオススメします。
注）車検切れの車両の場合、公道を試乗するのはまず無理ですが、エンジンをかけてもらったり、店舗内を軽く動かしてみてもらったりはしてみてください。
◾️取材協力：アサヌマファクトリー
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・電話：[phone]
・住所：東京都西東京市芝久保町３－１５－１８
◾️撮影＆編集：田中享
◾️アメ車ワールド
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（チャプター）
0:00 動画開始
0:55 車両解説
3:14 タイヤ＆ホイール
4:29 ワンオフマフラー
5:50 エンジン
6:52 シート
8:52 インパネ
12:28 試乗
16:31 結論総論
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