「国境の長いトンネルを抜けると、雪国であった」 川端康成の小説「雪国」の有名な此の一文は主語が見当たらない文として有名ですが、コレを英訳した、 "The train came out of the long tunnel into the snow country .” をネイティブに読ませて想像した光景を絵に描いてみせる様に指示した所、参加者全員が例外なく雪景色のトンネルから列車がちょうど出て来た様子を描いたのですが、一方で我々日本人が原文を読んで想像するのは概ね列車の中で窓に映る景色が真っ暗なトンネルの中から雪景色に切り替わる、つまりは"動きを伴う一人称視点"だと思われます。対して英語ネイティブが想像したのは"客観的且つ写真の様に一面を切り取った静的な場面"だった訳です。 こんな風に、同じ場面について述べている筈なのに実際は言語によって全く違う光景にすり替わってしまう点、要は言語に寄って視点が著しく異なる点が、此の一文の"主語が見当たらない"点も踏まえ日本語と他言語の一人称の差異に深く関わっているのではないでしょうか。
@isamich15353 жыл бұрын
それは訳し方の問題なんじゃないかと思います。
@ぐぐたす-c1i3 жыл бұрын
The train の時点で俯瞰的に電車を想像して、あの電車って観ちゃいますね 主語を省いてComeから書いちゃっても良かったかも、それならカメラ視点でイメージできる
@reicul3 жыл бұрын
@@ぐぐたす-c1i 今回のコメントは、金谷武洋氏の著作「日本語に主語はいらない」から抜粋したモノなのですが、本作の中で金谷さんは、英語は主語を義務化してしまった事で挙句自分自身すらも俯瞰的に見てしまう様になったとする仮説を挙げており、これを氏は"神の視点"と呼んでいます。対して日本語などの様にあくまでも自分の視界に映る範囲から物事を捉えたり、この動画での一人称から見えてくる共感視については"虫の視点"と呼んでおり、また二つの違いの例として「ここはどこ?」に対する「Where am I ?」や、天気などの表現で現れる形式上の主語("It" rains. "It" is cold. など。日本語なら「雨が降ってる」「寒い」で済むのに) などを挙げています。 確かに日本人の感覚からすれば、主語なんかわざわざ設けないで取り敢えず動詞から言えばいいのに、なんて思いますけど、最早今の英語は意味が無くてもとにかく主語を設けないとそもそも文として成立しないのは有名な話ですから、特にこういった外国語の翻訳ではネイティブにとっての自然な英語への変換を優先した結果、こうならざるを得ないきらいがあるのでしょうね。 長々と偉そうに説明してしまい失礼致しました💦
@ぐぐたす-c1i3 жыл бұрын
@@reicul 主語義務なんですねー、英語赤点で知らなかった。主語を濁す、不定にしたければどうしようかな、The time come・・とかThe Scene come みたいに主語を「その時」「その場は」という手があればいいなあ、文法NGでも通じそうだけど
One interesting thing to note, it's that English is spoken by many people, ethnicities, creeds, countries, etc. So we don't all share a cultural understanding the same way Japanese people do being from the same country and culture (although some exceptions apply but still its mostly in the same country). So if you drop the details from a sentence such as the "I, you, she, he, it's" most of the time you will know what someone is talking about in japanese. Japanese is a high context culture while English is a low context language. English loves the little details because we don't have many meanings behind physical or facial gestures so we have to add the context to the language. We say an apple, the apple, apples, this apple that apple, all apples, etc. She her hers, I me my mine, etc. We have to know how many of something, who's is talking about who etc, because if we talk to someone in english from a different culture we may not understand what they are talking about if it is not explicitly said. Japanese can get away with the opposite because of the same cultural understanding, knowing what little gestures mean, or hidden messages behind words so more detailes can be dropped from the language while still being understood. I work as an English teacher in Japan and always have to ask the japanese teachers for extra details because I can't 空気読み。😂
확실히 서로 가까운 나라이다보니까 비슷한 부분도 있고 살짝 다른 부분도 있어서 재밌네요! 개인적으로 인칭 대명사가 많을수록 배우기는 어렵지만 직접 사용할 때는 표현할 수 있는 부분이 많아져서 좋은 것 같습니다 소설 같은 걸 읽을 때도 僕와 俺 같은 차이로 캐릭터의 느낌이 달라지기도 하니까요!
@chanikun2 жыл бұрын
저도 그 생각했네요ㅋㅋㅋㅋ 특히 「パパには内緒よ?」는 진짜 똑같은 것 같아요 생각해보니 영어나 중국어로는 저대로 표현할 수가 없겠더라는..ㅋㅋㅋㅋㅋ