たった40分で！簡単ふわもち米粉豚まん【元気回復】

私にとって豚まんは思い出の味です。
通っていた保育園の前に小さな駄菓子屋さんがあり
あの縦型の豚まんの箱が置いてあったんです。
　
迎えに来てくれた母が時折帰りに
その豚まんを買ってくれたのは決まって冬の寒い日でした。
父の車を待つ間「寒いね」と言いながら豚まんを半分こ。
ちっとも寒くなくて、今でも思い出すだけで心が温かくなる
幼い頃の大切な思い出です。
　
今日はそんな冬の寒さも一気に吹き飛ばしてくれる
ふっくらもちもちの豚まんを米粉で作ってみました。
　
思い立ったら、40分ほどでできてしまう簡単すぎる豚まん。
ここで登場するちょっと聞きなれないサイリウムという材料は
オオバコという植物が原料になっています。
米粉を使用するパンなどでは必須で、グルテンのような働きをしてくれる
生地の繋げ役。米粉レシピではよく出てくることが多いです。
今回の豚まんはたけのこや椎茸も入れましたが、なくても美味しいです。
寒い冬の日のおやつにぜひ、子供さんと作ってみてください。
【簡単ふわもち米粉豚まん】
豚まん 6個分
①餡の材料
豚ひき肉100g
玉ねぎ　1/4個
白ネギ 10cmくらい
椎茸（今回は干し椎茸使用）1個
たけのこ水煮 小ぶりのもの半個
片栗粉　小さじ2
生姜のすりおろし　小さじ1/2
酒　小さじ1
醤油 小さじ2
オイスターソース　小さじ1
＊餡の作り方
1. 玉ねぎ、白ネギ、干し椎茸、たけのこは全てみじん切りにしてボウルへ。
2. 1に豚ひき肉を加え、全ての調味料を混ぜ合わせる。
3. 2をしっかり捏ねておく
②皮の材料
米粉 200g
きび（てんさい）砂糖 15g
塩 4g
ドライイースト　4g
サイリウム　6g
ぬるま湯 (36-38度くらい）180ml
下に敷くオーブンシートを10cm角くらいの正方形に切っておく
＊皮の作り方
1. 大きめのボウルに、サイリウム以外の粉類を入れて、ぬるま湯を加えたらゴムベラで生地がなめらかになるまで混ぜる。
2. 1にサイリウムを加え、さらにヘラで一つにまとまるまでこね混ぜる。
3. 台の上に6等分にして丸める（この分量で作ると一つが68gくらい）
4. 濡れ布巾をかけて、10分生地を休ませる。
5. 生地を少し手で伸ばして、めん棒でさらに伸ばしたら、中央に餡を入れてひだを寄せるように包み、切っておいたオーブンシートの上におく。
出来上がった豚まんを鍋もしくは深めのフライパンに2cmほどの水を入れて、50度くらいに沸かす。
蒸し板をおいて並べ、10分発酵させる。（せいろでもOK）
そのまま火をつけて、沸騰したら弱火にして約15分蒸す。
出来立てをはふはふ食べてください♡やけどには気をつけて！
＊たけのこや椎茸がなくても美味しいです。
＊生地は伸びないので、包む時のために少し大きめにめん棒で伸ばしておきましょう。
☆食養生豆知識
腎を補い滋養強壮に良い豚肉は、体に潤いを与えてくれるので肌の乾燥や喉の乾き、空咳に良い冬におすすめな食材です。
玉ねぎの辛味は気血の滞りを解消して巡らせる働きがあります。
白ネギも気血の巡りを良くし体を温めてくれます。
椎茸は気を補い元気をつけ栄養不足で弱った体を補強します。
玉ねぎ、椎茸は胃が弱っている時におすすめの食材で、食欲不振やゲップ、胃もたれ、お腹の張に良いでしょう。
たけのこは食物繊維が豊富な食材です。利尿作用も高めてくれるので、浮腫みにも良いです。
米粉は気を補い、消化吸収力を高めてくれます。
寒い冬は五臓の働きが弱まり、気血水の巡りも悪くなります。体を温めて気血の巡りも良くしてくれて、乾燥した腸を潤してくれる食材を使った米粉の豚まんで、寒い冬を元気に過ごしましょう！
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